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論文

Chemical composition and digestibility of rice straw fermented by selected fungi

M.A.Malek*; 松橋 信平; 久米 民和

Int. J.Mushroom Sci., 2(2), p.27 - 32, 1998/00

8種類の糸状菌を用いて、照射したワラの発酵処理による繊維成分の消化性について検討した。Pleurotus sajor-cajuなどの糸状菌の発酵処理により、熱水抽出率が増加した。1ヶ月の発酵処理により、中性溶媒不溶繊維、セルロース含量などが減少した。リグニン含量は、P.sajor-cajuの2ヶ月発酵で著しく減少した。また、粗タンパク質含量の増加、消化性の向上が認められた。消化性試験では、酵素液及びルーメン液ともに良い結果が得られた。これらの結果から、P.sajor-cajuによる発酵処理産物が飼料として最も適しており、特にセルロース含量は余り低下させずに、リグニン含量を低下させ、消化性を向上できた。

論文

放射線による農林産廃棄物の有効利用

久米 民和

放射線と産業, 0(67), p.17 - 22, 1995/00

放射線を用いた農林産廃棄物の有効利用について、オイルパーム空果房の飼料化を中心に解説する。世界各地で大量に発生している農林産廃棄物の中で、セルロース廃棄物は公害防止及び資源の有効利用の両面から注目されている。世界第1位のパーム油生産国では、セルロース廃棄物である空果房及び果肉繊維が各々年間300万トン排出されており、原研とマレイシア核技術研究所(MINT)との間で空果房の飼料化に関する検討を進めている。これまでに、放射線殺菌とマレイシア産ヒラタケによる発酵処理を組合せることにより、消化性のより飼料を生産できることが明らかとなり、MINTでパイロット・プラントの準備を進めている。また、パーム油産業はインドネシアでも著しい伸びを示しており、これらの国におけるセルロース廃棄物の飼料化の現状についても述べる。

論文

オイルパーム廃棄物の飼料化

久米 民和

第21回日本アイソトープ・放射線総合会議論文集, 0, p.B130_1 - B130_11, 1994/00

オイルパーム廃棄物の飼料化について、資源の有効利用及び環境汚染防止の観点から述べる。パーム油の生産にともない、製油工場から出る主要な副産物は、空果房(EFB)24%、果肉繊維(PPF)21%、核殻8%、パーム核粕2.5%である。同時に排出される廃水は、パーム油生産量の2~3倍であり、有機分が多く河川の汚染の原因となっている。従って、廃水中の固型分をスラッジとして回収し、一部は飼料として用いている。セルロース質廃棄物であるEFB及びPPFは年間300万トンにのぼり、肥料生産や燃料用に灰化あるいは燃焼され、煙公害の原因となっている。EFBは放射線殺菌と糸状菌による発酵処理を行うことにより、高タンパク質の飼料に変換することができた。また、EFB培地の栄養源としてスラッジを用いることが可能になれば、パーム油工場内の廃棄物だけで飼料化でき、効率的な資源のリサイクルが期待される。

論文

Utilization of agro-resources by radiation treatment; Production of animal feed and mushroom from oil palm wastes

久米 民和; 松橋 信平; 橋本 昭司; M.R.Awang*; H.Hamdani*; 斉藤 秀治*

Radiation Physics and Chemistry, 42(4-6), p.727 - 730, 1993/00

 被引用回数:8 パーセンタイル:63.68(Chemistry, Physical)

大量に排出される未利用農林産資源の中で、オイルパーム工場の主要なセルロース質廃棄物である空果房(EFB)の有効利用について検討した。マレーシアでのEFB産出量は年間200万トン以上にのぼり、焼却による煙等環境への汚染の問題が指摘されている。放射線処理を利用したEFBの飼料化やキノコ生産が有効に行えることを明らかにした。EFBの微生物汚染は著しく、滅菌のためには25kGy,殺菌のためには10kGy必要であった。これらの線量を用いて殺菌あるいは滅菌したEFB培地に有用糸状菌を接種して発酵試験を行った。試験した糸状菌の中ではC.cinereus及びP.sajor-cajuの成績が良好であった。C.cinereusの30$$^{circ}$$Cにおける固体発酵の結果、1ヶ月の培養でタンパク含量が13%に増加し、粗繊維含量は20%に減少した。P.sejor-cajuによるキノコ生産は、EFBに少量の米ヌカを加えることにより良好な結果が得られた。

論文

オイルパーム廃棄物の飼料化

久米 民和

Isotope News, 0(4), p.6 - 8, 1992/04

マレイシア原子力庁との二国間研究協力により進めている「オイルパーム廃棄物の飼料化」について、方法、特徴等を紹介した。本方法は、パーム油工場から大量に排出されるセルロース質廃棄物の一つである空果房(EFB)を放射線殺菌した後、有用糸状菌による発酵を行い飼料とするというものである。EFBに10~30kGyの照射を行い、キノコ類の菌を培養することにより良好な飼料が得られている。また東南アジア地方で用いられているヒラタケの一種P.sajor-cajuを用いたキノコ生産及びキノコ収穫後の廃培地の飼料としての利用についても述べた。

論文

Scale-up fermentation of oil palm empty fruit bunch to produce ruminant feed by radiation processing

M.R.Awang*; H.H.Mutaat*; R.M.Deres*; 久米 民和

Proceedings of the International Conference on Evolution in Beam Applications, 0, p.501 - 504, 1991/00

前報で、オイルパーム空果房(EFB)試料3~6gを用いた小規模発酵試験において、Coprinus cinereusを用いることにより粗繊維含量20%、粗タンパク質含量13%の発酵産物が得られることを報告した。本報告では、大量の発酵産物を生産するために、発酵のスケールアップについて検討した。約400gのEFBをプラスチック袋に入れて発酵試験を行ったところ、C.cinereusでは粗繊維含量は33%と高かったが、粗タンパク質含量は11~13%であった。一方、食用キノコ菌であるP.cystidiosusやA.politricaでの発酵結果は良く、粗繊維含量26%、粗タンパク質含量は16%となった。また、1.5kgのEFB培地を詰めたプラスチックコンテナー(33$$times$$28$$times$$13cm)でP.sajor-oajuを栽培した結果、粗繊維含量16~20%、粗タンパク質含量6~8%、キノコの内量250gという良好な発酵結果を得た。

論文

Upgrading of oil palm wastes to animal feeds by radiation and fermentation treatment

久米 民和; H.H.Mutaat*; M.R.Awang*; 伊藤 均; 橋本 昭司

Proceedings of the International Conference on Evolution in Beam Applications, 0, p.497 - 500, 1991/00

オイルパームの生産に伴い大量に排出されるセルロース質廃棄物の空果房(Empty Fruit Bunch,EFB)及び果肉繊維(Palm Press Fiber,PPF)は、各々年間200万トンに上る。これらは主として焼却処分されており、煙公害の源ともなっている。近年環境規制の面からも焼却以外の新しい処理法の開発が望まれている。このような背景のもとに、大量の試料の殺菌処理に適している放射線処理と発酵処理による飼料化の検討を行った。汚染微生物の滅菌には25kGy以上の線量が必要であるが、糸状菌の殺菌には5~10kGyで十分であった。殺菌処理したEFB培地に各種糸状菌を接種し、発酵試験を行った。Coprinus,pleuorotus,Aspergillus,Vertisillium,Triohoderma菌の中では、Coprimcs cinereusの発酵結果が最も良かった。

論文

Effect of irradiation for recovery of organic wastes from potato starch wastewater with chitosan

久米 民和; 武久 正昭

Radiation Physics and Chemistry, 23(5), p.579 - 582, 1984/00

馬鈴薯澱粉廃液をモデルとして、未利用資源の飼料化への放射線処理効果について検討した。澱粉廃液中の懸濁物質は、5Mradまでの照射を行うことにより凝集が促進された。キチンの脱アセチル化物であるキトサンを凝集剤として用いると、照射廃液での凝集効果が著しく、キトサンと照射を併用することによる凝集促進効果が認められた。廃液中の可溶性タンパク質はキトサンにより凝集させることはできないが、照射することによりタンパク質が不溶化しキトサンによる凝集が容易となった。用いた凝粉廃液中には大腸菌群は検出されなかったが、総細菌数は1ml当り8$$times$$10$$^{7}$$個検出された。また10$$^{-}$$$$^{2}$$%のキトサンによる廃液凝集物(約8倍に濃縮)中には3.5$$times$$10$$^{8}$$個/mlの総細菌数が検出された。これら廃液および凝集物を照射するとほぼ同様の殺菌曲線が得られ、1.0Mradの照射で各々11個および45個/mlにまで減少した。したがって、キトサンの存在が殺菌効果に影響を及ぼすことはなかった。

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